こちらのベランダの床は、FRPという防水がされていますので。
FRP工法を新しくしていきます。
FRPとは、Fiber Reinforced Plastics の略で、
Fiber=繊維、Reinforced=強化された、 Plastics=プラスチックのことです。
繊維と樹脂を用いてプラスチックを補強することによって、
強度を向上していく工法です。
FRPの特性
・耐候性、耐熱性、耐薬品性にすぐれている。
・電気絶縁性があり電波透過性に優れている。
・断熱性に優れている。
・軽量かつ強度的に大変優れている。
というものでたいへん防水性に優れています。
まずは外壁材と、床防水の取り合い部分の
古いシーリングを全て撤去していきます。
※小さな写真は、クリックで大きくなります。
表面を削る専用の機械で平滑に削り取り、
作業によって出た粉塵等をほうき、掃除機等で完全に清掃します。
← ↑ 削り作業と、
掃除が終わった状態です。
『下塗り』
下地と防水剤を馴染ませる為の接着剤の様な役割の
プライマーという下塗り材を 均一に、充分に染み込ませるように
塗布します。【材料写真右下】
立ち上がり部やコーナー部、床面にガラス繊維を貼っていきます。
ガラスマットの重ね端末は手で揉みほぐし、
出来る限り重ね段が目立たない様 平滑に貼っていきます。
タフシールという材料を【材料写真左下】をローラーで含浸塗布していきます。
ガラスマット白色のガラス繊維は、樹脂が含浸すると半透明に濡れていくので、
状態を確認し、混入した気泡を見落とさず脱泡しながら積層していきます。
脱泡の際、ローラー等でガラスマットを押え過ぎると平滑性が損なわれるので、
注意して優しく作業を進めていきます。
2度目のタフシールがが完全に乾燥したら、
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というFRP防水仕上げ材を、ガラスマット目を押える為、
表面に樹脂をムラ無く塗って、表面をコーティングしていきます。
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防水施工と並行して、
雨戸の塗装をしていきました。
工事の前半に
雨戸のサビや、汚れを磨き取る
『ケレン』作業はしてありますので、
表面を掃いてから、
白色の錆止め塗料を塗って
『下塗り』をしていき、
破風板や、雨樋などを塗った塗料と同じ
弱溶剤シリコン塗料で『中塗り』
『上塗り』をして、
建物全体の雨戸塗装を
完成させていきました。
同じように、
水切りは、『下塗り』の錆止め材を
塗っていきました。
次回、『中塗り』『上塗り』をして
仕上げていきます。
残りの作業は、塀の塗装となります。
作業も残り少なく少なくなりましたが、
最後まで張り切って作業をさせていただきます!!